治療精度とお知らせです。

師走に入り今年も残りわずかとなって参りました。


先にお知らせです。


今年の冬季休暇は12月30日〜1月5日とさせて頂きます。

また、29日は17時までの診療とさせて頂きます。
宜しく御願い致します。



今回はレジン充填のお話です。


MI治療としてレジン充填が活躍する最近ですが
どの症例にも適しているかと言うと、少し微妙なところがあります。


小さな虫歯に対してアプローチしていく方法としては最適だと思いますが、行う治療方法でその歯の治療予後は金属修復より悪くなると考えられます。

先ずは術前の写真です。



大きな虫歯に対して、レジン充填の治療が施されていますが
適合精度は少し問題がありそうな状態です。
歯と歯の間も隣の歯と面で接するように作られています。

これでは、食べ物が詰まった時除去するのが困難となり2次的な虫歯になるリスクが高くなります。

そして、隣の歯も虫歯になるリスクが高くなります。


やはり虫歯になっていました。

問題の歯のレジンを除去してみると


中で虫歯が広がっています。


これでは、何のためにレジンで治したのか分からなくなってきます。

この治療をレジンではなく金属修復にした方が予後は良かったかもしれません。

更に虫歯を除去していくと



神経が出てきてしまいました。

このままだと神経の処置が必要になる可能性が有ります。


今回は事前に患者さんと御相談させて頂き、神経を極力保存していく方法で治療させて頂きました。



神経の露出部にMTAセメントを置き、その後レジンで修復しました。

術後の写真です。




段差なく充填して無事に終了です。


レジン充填は簡単なようで非常に難しい治療の1つです。
咬む面だけを埋める単純なものなら短い時間で治療が可能だと思いますが
歯と歯の間を含む場合はまるで別次元です。

治療の難易度は非常に高くなります。


治療の選択がその歯の予後に影響を与える事を考えると、なるべく2次的な虫歯のリスクを減らす治療方法を選択していかれた方が良いと思っております。



今回も長い時間お疲れ様でした。

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